1.はじめに
これはボクの「自分自身を作り変える」試みの記録です。 大げさかもしれませんが、一種の人体実験です(笑)。 ボクと書きましたが、中身はおじいちゃんです。でも、こんな報道がありました。 アメリカで行われた実験ですが、老人たちを二つのグループに分け、一つのグループは周囲の環境を人為的に一昔前に戻しました。そうすると、言葉遣いをはじめ人々の振る舞いが若々しくなるばかりか、実際に血液検査をすると誰もが若返っていたそうです。 対照的に何もしなかったもう一つのグループでは、そんな若返りは観察されませんでした。 つまり、言葉遣い一つでも変わるってことですね。 だからちょっと軽めで深みはないけれど、親しみやすくて気の置けない感じのするボクにして文章を書いてみたわけです。 若い人にも抵抗なく読んでもらいたいなあと思って。 人体実験の話に戻りますが、ボクがこんなことを思いついたのは、田舎に住んでいた自分の親が急速に老いていき、杖にすがらなくては歩けなくなり、父の場合は自転車にも乗れず、碁会所に行けないので好きな碁も打てなくなり、一人悶々とリビングで暇を持て余している姿を目にした時でした。 人間、動けなくなったらお終いだ! まだ動けるうちに何とかしなくっちゃ! その後、両親は本当に動けなくなり、車椅子になり、やがて相次いで施設に入ることになりました。 それが幸せだったかどうかわかりませんが、同時に年相応に頭もボケ始め、時々新幹線で見舞いに訪れたボクのこともとうとう思い出せなくなり、やがて鬼籍に入ることになりました。 ボクは思いました。 人間ボケたらお終いだ! まだ頭がしっかりしているうちに何とかしなくっちゃ! でも、どうやって? ボクは一応理系ということになっています。 自分でも理屈が通っていない物事に対する拒否反応が強い方だと思っています。 だから、 どうやったらいつまでも動ける身体を手に入れることができるだろう? どうやったらいつまでも認知症にならずに済む頭を手に入れることができるだろう? という命題を前にして、必死で理屈を探し求めました。 そしてついにその理屈が見つかった!と思いました。 でもそれはあくまで理屈に過ぎません。 その理屈が本当に正しいかどうか、それ以来ボクは自分自身を実験台にしてその理屈の検証を始めたのです。 それから14年の歳月が流れ、ボクはたしかな結果...




