7.Gハイク
からだ改造を長く続けるためには、何か目的のようなものがあるといいと思います。
ボクはどこか見知らぬ所へ行ってみたいという願望が強く、そのようなもの、つまり「旅」としての登山には今でも強く惹かれます。
暇を見つけて、一人でテント担いで気ままに自然の中を彷徨し、どっぷりと自由に浸りたいのです。
わがまま?(笑)
ところが、歳をとるに従って重い荷物を背負って長時間登山するのがきつくなってきました。昔は20kg前後の荷物を平気で担いで歩き回ったものでしたが、今や全然ダメですね。
今日は重いなあと思って測ると10kgくらいだったりして、ウッソーとなります。
↓数年前の記録ですが、わずか16kgの荷物で音をあげています(笑)。
初日は4時間と少々の歩行で甲武信ヶ岳に登頂し、甲武信小屋に着きました。でも、テントを張り終えたら夕食を作る元気も食欲もなく、行動食を食べてそのまま寝袋にもぐりこんだのですが、疲れ過ぎていたのかなかなか寝付かれず、トイレに何回も行き、明け方に少し寝られただけでした。そのとき、何だか山登りに以前のような魅力を感じなくなっている自分を発見したわけです。もちろんその原因をいろいろ考えましたが、やはり体力がなくなっていたことが大きいと感じました。荷物は約16キロ。それを担いでえんえんと4時間ひたすら登ったのですが、最後の30分くらいは「きつい」「つらい」という言葉しかアタマの中に浮かんで来なかったくらいです。
そんな時、心強い援軍が登場しました。
「UL (ウルトラライト)」のブームです。
信じられないくらい軽いテントやザックが売られ始め、それらを身にまとって山中を走って移動する人たちが現れました。
ファストハイクです。
ULにより今までよりはるかに広い範囲を1日でカバーできるようになり、登山に新鮮な視野をもたらしましたが、これは高齢者にも福音と思います。
もはやコースタイム通りには踏破できなくなっていたジジババたちも、ULなら以前のように歩けるかもしれません。
頑張ってからだ改造を続けようという気持ちにもなろうってもんじゃありませんか!
というわけで、装備をULなものに一新し、気分も新たに山野を駆け(歩き?)巡ろうというのが
Gハイク
です。
Gの意味は発音からご想像ください(笑)。(ゴルゴじゃないです)
こうして揃えたボクの新しい装備をざっとご紹介します。
ザック
長期のテント泊に使っていたアークテリクスの70リッターのザックは重さが3kg近くあるので引退してもらい、代わりにグラナイトギア社のメリディアン・ヴェイパー52リッターを買いました。これは一時期、超軽量ザックとして話題になった製品で、1.37kgと軽く、背負いやすく、使いやすくて気に入ってます。
ただ、これで雪山に行こうと思ったら冬用のシュラフが入らず、もう少し大きいザックが欲しくなってケルティ社のLacota 60リッターを(日本では売られていなかったので)米国アマゾンから調達しました。
これは本当にいいザックでした。
重さは1.8kgしかなく、冬用の装備一式が入り、ポケット類も多いので荷物の整理が楽にできます。ボクのお気に入りになりました。
でも、夏山で軽装で歩くにはメリディアンもケルティも大きすぎるので、小ぶりのザックも欲しくなり、あれこれ物色した後、オスプレイ社のタロン33という33リッターのザックを買いました。
これは本当に軽く、940グラムしかありません。しかも、走行中にストックをくくりつけたりできるギミックを備え、アルプスを駆け回るには最高のスペックです。
残念ながら、コロナのためにまだ実現できていませんが、早く実戦投入したいものです。
テントとマット
以前はシエラデザインズのハーフムーンという二人用のテントを愛用していました。気に入っていたのですが、重さが2.7kgあり、ULテントに買い換えることにしました。
あまり他人とかぶるのも嫌だったので、ドイツのファウデ社のホーガン・ウルトラライトというテントを買いました。詰めれば二人寝られる広さがありながら1.7kgという軽さに惹かれました。
このテントのスゴさはフライシートにあり、シリコン加工がなされていて普通のフライの二倍の耐水圧があるそうです。たしかに雨に降られても水滴がコロコロ玉のようになって流れ去って行きます。冬山でも使えました。
しかし、テント自体は思ったよりかさばり、メリディアンやケルティには入るのですがオスプレイには大きすぎてうまく入りません。
そこで今度はテントではなく、簡易型のシェルターが欲しくなり、とうとうヘリテージ社のクロスオーバードームfという超軽量で超小型のテントを買ってしまいました。これは実測でわずか660グラムしかなく、大きさも手のひらに乗るサイズです。
ただ、あまりに狭いので、横になると両肩がサイドに接するし、シングルウォールなので結露は避けられません。
これと同等の軽さで、結露しないダブルウォールテントが海外製品にあることはあるのですが、価格が10万円を超えてしまうので手が届きません。
マットはリッジレストの腰までのもの(320グラム)と、クライミットのエアマット(240グラム)を使い分けていますが、どちらも快適です。
ULの問題は、このような物欲の海に溺れそうになることですね(笑)。
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